シナプスのゴミ箱

このブログの内容はあくまで個人的所感であり、世間一般のそれとは異なる場合がございます

曖昧で確実なもの 2

さてまた今回も何かの「定義」についてゆるく語ろうと思う
前回の文中にも登場したが、今回問いたいのは「神とは何か」だ

「神」はしばしば全知全能の存在として扱われる
が、それが「唯一神」であるか「複数神」であるかはその人間によって揺らぎが発生する
そもそも、それ以前に「全知全能ではない」という扱いすら存在する

しかし何故か我々は「神」という曖昧なワードで、相互理解をする事ができる
ニュアンスとして言いたいことは伝わるのだ
それぞれの持つ「意味」は違っても、コミュニケーションは完成されるのだ

曖昧で確実なもの、それは言葉
言葉の意味は各々違うものを持つ
しかし皆が皆「共通認識」と錯覚することにより、曖昧さは確実性を持ち、はっきりしたものへと変貌していく

神とは一体なんだろうか
自分は無神論者なので、一個体としての神の存在は否定する立場だ
だがもし、神の定義を「不可解で完全なもの」とするのであれば、そこに当てはまるのは「言葉」であると、自分は思う